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モノカキブログ

日記兼更新記録。  最新更新分までのネタバレがあることはありますが、隠してありますので、どうぞご安心を。

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  • 04/26/17:38

たまには日常の話。現代教育事情について。

たまには日常の、真面目な話。
現在の日本で子育てをしていて、垣間見える教育事情について。


私には、今年4歳になる息子がいます。幼稚園も年中ともなると、今までは遠いところにあった、小学校ってのが見えてきます。
で、小学校の現状をいろいろ聞くわけですが、うちの幼稚園があるところがまた、全国で中学受験する率がトップという地域(笑)半分以上が受験。
もう、上の子がいるおかあさんに聞く話、すごいです。
去年一年生だった子が、学年終わる少し前に、クラスで塾に通ってない子って先生に聞かれて、手を挙げたのが5人だって。ひえー。
うちは少しその地域から外れているので、そこまでじゃないとは思うんですが。でもいろいろ調べないと……。

私は、小学校に望むのは、学力を上げることじゃなくて、勉強したくないと当人が言うなら、がんばって勉強させようとかせずにほっといてくれってことなんですが。
勉強するかしないかくらい、本人が自分の責任で選ぶからさ……。
大体、小学一年生で、遊ぶ時間もないくらい宿題が出てるってこと自体おかしいでしょ。
勉強させたければさせればいいよ。でもしたくない人もいるんだよ。
そんなところにまでとばっちりを飛ばすな。
そう思うわけです。

勉強って。私は、学びたい!って意欲が出たらそれを学べばいいと思ってます。
今時そんなの理想論だよ、小さいうちはまだよくわからないんだから、親がある程度のレールを敷いてあげないと、将来は受験があるし……って思う人も多いでしょうが、私にしてみればどうでもいい。それも含めて自分で考えればいいよ。自分で考えられる年齢になる前に、無理にそのレールに乗せなければまともな未来がないんだとしたら、その社会はまともじゃない。

本当に勉強したいって本人が思ったときに、それまで勉強しなかった分は自分で取り戻せると私は思ってます。仮に取り戻せなかったって、その取り戻せないのがたかだか勉強であって欲しい。失って取り戻せなかったものが、自由奔放な子ども時代であってほしくない。
果てしなく勉強していなくて、さんざんな成績でも、自分がやる気になって本気でやればなんとかなるもので。
幸いにも、それは私が経験していることなので、そのことに不安を持たずにいられるのは幸福だと思う。
中学一年生のおわり頃、楽しくてたまらない、やりたいことができちゃって、もう授業なんて完全に丸投げで、ずっと好きなことだけやってた。一年間ノートなんて殆ど取っていなかったはず。授業中はずっと絵と小説書いてたから(笑)あとは妄想タイム。
なので内心も偏差値も、中学二年生の時は、そりゃまあものすごくひどいものだったんですけど。
三年になったとき、すごく行きたい高校ができちゃって。そこから勉強をはじめて私は間に合ったよ。
内申点を一学期で10上げて、偏差値は一学期で15上げました。それで、一年前だったらどう考えてもありえなかった学校にちゃんと合格しました。
だから、それは不可能なことじゃない。
あのときは、受験という目的のためではあったけど、自分で欲した勉強だったので、確かに楽しかった。
まあ、そうは言ってもそこで燃え尽き、高校に入ってからはさっぱり勉強せず、成績悪いと容赦なく留年させる学校でしたものですから、危うく留年しかけましたけど。もともとかなり無理して入ってるから(笑)
高校の通知表、10段階評価だったんだけど、国語と音楽がなかったら、まるっきり5段階評価の通知表でありました。恥ずかしながら。
それでも、自分で選んだ、大変充実した高校生活ではあったので、満足です。

今でも覚えているのが、卒業式の日に、隣のクラスの先生と世間話をしていたんですが、突然先生が、「おまえ高校でやり残したことはないか」って聞くんですよ。だから、私の成績の悪さはまあ知れたところでしたので(かなしいかな)「ああ、勉強……(笑)」って答えてみましたら、「いや、おまえの場合、勉強はいいんだ。そうだな、おまえやり残したことはないな。よし」って言われて。おまえ成績悪かったなーって嫌みでなく、本当にそう言ってもらえてねえ。
なんかそれがね、忘れられないの。


そんなわけでまあ、その、自分でやりたいからやる!という動機は、何よりも必要なものだと思います。
息子が勉強したくない人なら別に勉強しなくていいので、その選択が保証される環境であればいいなあと思う。
でも大体、今あんまりにも勉強の成績が一律の物差しになっちゃってて、これおかしくないか?ほんとに。
と、受験率全国トップ3地域のど真ん中で、小学校の話を聞かされている私は、心底不安に思うのでした。


私は、息子には、本当の意味での学びをしてほしいなと思う。
夫はしたい勉強をした人なんですが、夫から聞く、大学で学んだ専門分野の話がどれほどおもしろかったか。
私は学校の勉強が嫌いだったので、そうやって、勉強を楽しめたというのがとても羨ましかった。

勉学はとても楽しい。本当は。
学ぶことって本当に楽しい。
息子がそのことに気付けるといいな。

少なくとも、押しつけられてしまった受験のための勉強は、その、貴重な楽しみの機会を奪うのではないかと感じてる。


そして全然別の話ですが、私の頭の悪さと学のなさは、小説を書いて発表するという趣味を持ってしまったことで赤裸々に暴露されることになり、それが時折かなしいのでした。トホホ。




そして感想のレスは以下。


よつばさま>
感想ありがとうございます。
更新を待っていただけているなんて、とてもうれしいです。そう言って頂けると、がんばろう!という気持ちになります。
ええと、この話のスケールは……大きいように見えるかもしれませんが、そんなことはないです(笑)でも、登場人物の思いを読んでいる人に伝えられたらいいなといつも思いながら書いていますので、それを受け取って頂けていることが、うれしかったです。
これからもがんばって書きますので、どうぞよろしくお願いいたします!
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