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モノカキブログ

日記兼更新記録。  最新更新分までのネタバレがあることはありますが、隠してありますので、どうぞご安心を。

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  • 05/19/00:04

子の人生に越境しては。

そんなわけで、今日は下北沢へ。髪切って色入れてパーマかけてきました。
実にカラーとパーマは四年ぶり。最後が息子が生まれる直前だったから。
6年ぶりくらいのくるくるぱーまになりました。
その姿を見て、もう15年私の髪をいじってくれてるスタイリストさんが、「なんか昔の友達に会ったような気がする。最近一応マダムっぽくしてたから」と言っていた。そうそう、私は昔はいつも暴発スパイラルヘッドだった。
本当は色をがっと抜いてぐっと入れたくて(?)、オレンジと赤の中間くらいの明るい色にしてもらおうと思ったんですが、パーマを同時にかけると、入れた色が抜けてしまうのだそうで。なので予定していたより随分上品な抜きで止まりました。

近頃、子を産んでから普通の人のふりをしようと(いや、普通の人なんで
すけど)髪も染めずパーマもかけずジーンズをはいて子持ち母っぽく擬態していたんですが、今の幼稚園に息子が通うようになったらなんかそのへんどうでもよくなりました。
幼稚園のバザーで自作の小説本を売りさばき歩いていた辺りで、ほんともうどうでも。

でも、これで見た目もママ仕様でなく、子を産む前のれいな仕様に戻ってしまったのですが、最近、ものを書くようになってから、わたしはわたしに戻ってきた。
今までも私は私でしたが、でも、子育てをしている私、だった。
今もそれはもちろん変わらないんだけど、人生すべてを子育てにかけていた私の人生は、まあ息子が大きくなってきたこともあり、私の手に帰ってきた。そのきっかけは、「七都」を書き始めたことだったと思う。

子どもの人生は子どものもので、それを親が乗っ取ってしまおうなんて大きな間違いなのであるけれど、自分の子どもというのはあんまり可愛いものなので、ついわからなくなるものです。
私の人生が私のものになるということは、私が子どもの人生を乗っ取るところから手を引くということ。
子どもの人生が子どものものになるということ。
私は私のために私のしたいことをする。
そして子どもも自分のために自分で生きていくことをおぼえていくのです。
越境してはならないわけです。

子が生まれて四年。まだまだ衣食住の世話と、愛情をかけることが必要な年ですが(でもこれは永遠に必要であると私は思う)、それでも、もう過剰は庇護はいらない年でもあると思うのです。

こんなんなった。
reina1



今日のオンラインノベル

不運な泥棒と人食い少女
サイト:くろにくる・ろまん
読んでいて泣きそうだ。胸が詰まる。でも愛しい。ネットの海には、素晴らしい小説が転がっているものだと思った。
切なくて愛しくてかなしいんだけど愛しい。
このふたりがしあわせになれますようにと祈らずにいられない。


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