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モノカキブログ

日記兼更新記録。  最新更新分までのネタバレがあることはありますが、隠してありますので、どうぞご安心を。

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  • 05/19/03:09

書ききれないという悔しさ

先日発覚したのですが、感想のメールが、フィッシング詐欺メールに間違われ、迷惑メールフィルタでごみ箱に振り落とされてしまっていたことがありました。
もしメールくださった方で、返事がないよ!ということがありましたら、コメント窓から教えて頂けたらうれしいです。
いただいた感想には必ずお返事することにしておりますので!



今日は大晦日ですね。
今年は、連載をはじめたばかりの「七都」におつきあいくださってありがとうございます。
まだ短いおつきあいではありますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年企画として、繭さんが今お正月用七都絵を描いてくれてます。
どんなのができるのかわくわく。



さて。するする文章が書けるときがあります。
逆に、ストーリーは決まってるのに、なかなか筆が進まないときがあります。
先日書いたイタコ書きなんて、そのするするの最たるものです。
今までの経験だと、どちらかというとするする文章で書いたものの方が評判がよいようです。わからないでもないですが。

二次創作とオリジナルと合わせて、わたしは今まで、多分百本程度の小説を人目に晒してきたんじゃないかと思うのですが、そのうちの八~九割は短編でした。うち三割くらいはほんとうに短い、掌編ともいえるかどうかというもの。
「七都」のように長いものを書いたことは、過去にまだないのです。
短編だったら、するする進まないものなど書くのをやめて、もっとつるんと書けるものを書けばいいわけですが、これが長編だとそうも行きません。
するする行く場面と、行かない場面とがあります。
わたしは頭の中に浮かんだ場面を、自分が使いきれる言葉で文章にする、そういう書き方をしています。だから先にヴィジョンがあるわけです。
でも、頭の中に見えている映像が、わたしの筆力不足で描ききれないことがあります。そういうときに筆が止まるのです。
いつもそう。悔しい。難しいです。
こういうときに、もっと文章がうまくなりたいと願う。
もっと無駄なく、刃のように鋭く、いちばん美しい文章で、わたしの見ている世界が描き出せたらいいのになと思う。
わたしは今はプロの小説書きをめざしたりはしていませんが、それでも自分が書きたいものを書くために、プロフェッショナルな仕事をしている方の文章に匹敵するくらいの筆力が欲しいと思うのです。

先日、大変にためになる批評をいただいて思ったのですが、やっぱり自分の目では、自分の文章がどんなものかを測りきることは出来ないものだなと。
というか、わたしは今までただただ書きたいものをばーっと書き散らしてきただけで、何しろ建設的に自分の文章を掴めていないのだということを実感。
そして何をどうしたら、自分の文章が洗練されて、わたしの中にある世界を描き出す道具としてさらに優れたものになるのか、そのための道筋、階段を探せずにいる。
けれどその答えは、そこで立ち止まって見つかるものでは決してありえないので、書き続けるしかないわけですが。

何にしても、感想、批評というものはほんとうにほんとうにありがたいものだと、七都を書いてからとみにそう思います。
意外と、短編を書き散らしていた頃は、そういう意識がなかったのです。
感想をいただいても、わーいもらっちゃった、うれしいなー、くらいで。
七都を書き始めてから、読んでくださった方の良質のフィードバックが、作品に影響していくものなのだと初めて知りました。
特にキャラに萌えて下さったりすると顕著に(笑)
七都を書くまで、こんなに、感想をいただいたときにうれしいと思ったことはなかった。そして読みに来て下さった方の数を見て、これほどありがたいと感じたことも。

「七都」を読んで下さっているみなさま、ほんとうにありがとうございます。


しかし何にしても、上達したい、うまくなりたい、と願うものがあるというのはしあわせなことなのだなあと思います。
しかもそれを見て下さる方がいる。
わたしにとって小説を書くということは、人生の甘露です。神様ありがとう。




拍手レス>
30日4時の方:予告の場面に行くまでにはあともう少しかかるのですが、読んで頂けたらうれしいです。わくわくを裏切らないといいのですが!どうもありがとうございました。



今日のオンラインノベル
それなんてギャルゲ?
短編です。珍しくコメディ。読みながらげらげら笑いました。
ギャルゲーキングに選ばれた高校生、その賞品は「ギャルゲーの主人公体質」になれるというものだったのだけど、手違いでその賞品は姉のものに。一歩家を出たところから、山のようなギャルゲーのヒロイン達に襲われる姉。
最後のオチがご都合主義でちょっと物足りなくはあったのですが、それでもかなりおもしろかった。
失恋クエストも今読んでいるんだけど、これも相当おもしろい……。うう。おかしい。



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何故人体にはすぐ限界が

書いてます。
書いてるんですが、今腰痛で長い時間座ってると腰が痛くなります。腰痛ですから。
で、今三時半なんですね。
昨日も四時まで書いていて、わたし今朝用事があるのに起きられなくて。大変申し訳なかったのでした。
で、布団にうつぶせになって書いているわけです。起きてたら腰痛かったので。でもこのうつぶせで書くっていう方が本当は辛いわけですよ。
そろそろ限界。
眠気も。
いろいろと。
何で人体にはすぐに限界がこー簡単に来るのでしょう。

今三章書いているんですが、疲れるところはやっぱり一気に書き上げてしまいたい(笑)長引かせるとわたしが削られるから。
でもやっぱりどんなに一気に書きたいと思っても限度があって。
もう夜中で思考回路もまともじゃないものですから何が言いたいか訳がわからないんですが、書きたいと思ってるのに書けないのってつらーい。
まだ先を書いてから寝たいのに時間も体力も無理っていうのが悔しい。

わたしはロボットになりたい。
頭はこのままで。

萌え小説

最近わかったんだけど。
私が書きたい究極の小説っていうのは、萌え小説だ。
きれいな文章とか上手な文章とかももちろん書きたいけれど、実はただただ萌えるキャラクターとどきどきするような話が書ければそれでよかったんだ!

ってことがわかった。


もちろんそのためには技法も必要で、私はきれいな文章にも萌えるからきれいな文章を書く鍛錬はしたい。
でもなんか最近そういうのすらどうでもよくなってきた。

私が昔からすごく好きなオンライン小説で、「天使のつるぎ」っていう話があります。
まだネット小説黎明期時代に、あっという間に殿堂入りした小説です。
これが、アマチュアの良さを最高に活かした萌え小説なのですね。
久しぶりに読んだんですが、私のお気に入りのキャラクターが出てくるだけでそれを追っていくらでも読めました(笑)

一般的に読まれている、商業小説っていうのはやっぱりある程度の形があって、そこから出たのは商業小説ではちょっと、ってことになると思うんですが、その辺のアンバランスさが残っているのがアマチュア小説、オンライン小説だと私は思っています。
すっきりした商業小説では味わえない楽しさです。

でこぼこでおもしろいところも変なところも残ったままでいいから、読んでて楽しくて仕方がなーいっていう、
私はそんな小説が書きたい。


いつか書けたらいいのにな。

ハリウッド脚本術

相変わらず腰が痛くて困っています。日常生活が営めてません。
でも趣味の小説だけは書けるのよね、腰が痛くても縦になったり横になったり、椅子に座ったり布団に寝そべったり、なんとかしながら自分の好きなことだけはできちゃうの。
家事はできないのに。
そんなものです。

さてさて。ハリウッド脚本術という本があるのですが。
昔買って、途中まで読んで、そのすばらしさに唖然としながらも、育児出産に紛れて最後まで読み進まずに、でもいつでも手に取れるようにおいてあった本。
小説、脚本を書こうという人は、この本は読んでおいて損はないと思う。
脚本の基本がわかりやすく解説してあって、さらに数ページごとに練習問題が挟まれている。この練習問題が秀逸で。
私も書きかけの「七都」のストーリーを、この本を使って練り直したけれど、練習問題の二、三をやってみたところであっという間に自分の中でこの話に深みが増した。

というわけで、この本大変にお勧めです。
しかし私は感想文とかレビューといったものが極端に苦手なものですから、この日記を読んでみたところで、この本の何がいいのかわからないでしょうけど。
でも久しぶりに読んでみたらあまりにいい本だったので、紹介したくなりました。